住環境整備から見たコロナウィルス対策

世界をあげてコロナウィルスとの戦いが進行中です。

濃厚接触を避け生活をするのはもちろんですが、住環境整備の視点からできることはないか?考えてみました。

新型コロナウィルスとは、ウィルスにより感染症を起こすものと考えられています。ウィルスは、それ自身では生存ができず、他の生物の生体内(宿主)に侵入し増殖を行います。

ここでのポイントは、ウィルスが元の宿主から次の宿主に移る課程にあります。つまり、ウィルスは自身では生存できないことから、次の宿主に移動する間に死滅してしまえば感染しないということです。

では、どのようにすれば、宿主から宿主への移動を抑えることができるのでしょうか?

一般的に、感染には、①空気感染、②飛沫感染、③接触感染 などがありますが、これらの中で③の接触感染については、直接触れ合うことを避けたり、誰かが触ったものに触れるときに消毒をするなどの運用での対応となると思いますので、住環境整備では如何ともできないですが、①の空気感染と、②の飛沫感染について、注意できることを考えてみます。

コロナウィルスの生存時間は、アメリカのCDC(疾病対策センター)などの発表では、3時間(空気中)から3日(プラスチック・ステンレスの表面)となっています。
https://www.afpbb.com/articles/-/3274379

湿度を高く保つことでウィルスが死滅

更に、もう少し踏み込んで調べてみると、 インフルエンザウィルスの場合ですが、 湿度が、高くなるほど、ウィルスの生存時間は短くなります。

出店「豊かな住まいづくり・39集」(日本建設新聞社刊)

先の、CDC等の報告では、湿度のことは言及していませんが 、このグラフからは室内の湿度を高く保つことによりイフルエンザウィルスが早く死滅することがわかります。

換気のやりすぎには注意が必要

ここで注意しなければならないのは、テレビをはじめ様々なメディアでは、部屋の換気を十分しましょうと言っていますが、部屋の温まった空気を一気に外気と入れ替えると、湿度が下がって、ウイルスの生存時間が伸びるということになってしまいます。

理想は、換気を十分に確保し、湿度も高めに保つということです。室温と湿度、換気の関係について、もし、お近くに、建築士や福祉住環境コーディネイターが居たら、聞いてみてください。

かなや設計 環境建築家/福祉住環境コーディネイター(1級)金谷直政

全国賃貸住宅新聞に「京島ゆずテラス」掲載

全国賃貸住宅新聞に京島ゆずテラスを掲載していただきました。

今回は、地中熱と太陽光発電を組み合わせた冷暖房設備について詳しく記事にしていただいています。

私の年齢が66歳になっているのはご愛敬です(^-^;

YUZU terrace_press
全国賃貸住宅新聞2019年11月18日号